究極の現代アート「東福寺方丈庭園」

京都東福寺方丈「八相の庭」は重森三玲の代表作(1939年作庭)。日本各地の庭を実測調査をしていた三玲が本格的に手がけた最初の庭です。石と苔、刈り込んだ植栽で庭を構成しています。
古来より続く日本庭園の本質を理解しながら、新しい感性と美意識を盛り込んだ永遠に続く生きたアート作品。今の時代を生きる私たちにも問いかける現代アートだと思います。
〔参考資料:シリーズ京の庭の巨匠たち1 重森三玲〕


北斗七星の庭。東司の柱石をひしゃく型に置いています


南庭。伝統的日本庭園の古典的様式を踏まえた枯山水

石と波紋のバランスが絶妙

北庭「市松の庭」。敷石と苔を市松模様に敷き詰めながら遠方に散ってゆくデザイン。人工的なものが有機的に動いてゆくように感じられる作品です

普段はグリーンの中に敷石の白が目立つ作品ですが、この日は雪の白でグリーンが覆われた珍しい景色を見る事ができました


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